チェルシーのMFエデン・アザール【写真:Getty Images】
チェルシーに所属するベルギー代表MFエデン・アザールに移籍の噂が立っている。
英紙『テレグラフ』によると、チェルシーは、現在プレミアリーグで首位を走るマンチェスター・シティからの巨額オファーを断ったようだ。同クラブは、最終的にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が実現したことで獲得失敗に終わったチリ代表FWアレクシス・サンチェスに代わって、このチェルシーのエースに2億2000万ユーロ(約297億円)の移籍金を準備していた。
一方で、同紙は「アザールのレアル・マドリーへの放出を止めることは、ロンドンでは難しいとされている」と伝えている。マドリーは、来季の補強選手として同選手の名前を挙げており、アザール自身にもマドリー移籍の意思があるのではないかと報道されていた。
今季ここまでリーグ4位と調子を落としているマドリーは、来季に向けてアザールのほかにトッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインやユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアら3人の大物選手を獲得候補としており、総額5億ポンド(約770億円)を必要とするとされている。
クラブとの契約を2020年まで残すアザールに対し、チェルシー側は週給34万ユーロ(約4600万円)を条件とする契約延長オファーを提示しているが、未だ合意には達していない。
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