マルク・バルトラ【写真:Getty Images】
現地時間30日、ボルシア・ドルトムントはスペイン代表のDFマルク・バルトラがベティスに買い取り義務付きのレンタル移籍をすると発表した。レンタル期間は今季終了まで。その後2023年までの契約を結ぶ。
27歳のバルトラは2016年夏にドルトムントに加入した。昨年4月11日にはチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のドルトムント対モナコ戦の前にドルトムントのチームバスが爆発事件に巻き込まれ、バルトラは割れた窓ガラスで腕を負傷した。
そんなバルトラは「こんなに多くの愛と支援を受ける事が出来るなんて思っていなかった」と感謝の気持ちを述べ「この1年半の間の事を言葉に表現する事が出来ない。一生忘れないだろう」と公式ホームページ上で語っている。
ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは「残念な事にマルクは卑劣な事件に巻き込まれてしまった。そんな事もあり我々はスペインに戻りたいという彼の願いを尊重した。またマルクとの契約は特別に感じているので移籍金もかなり譲歩した」と今回の移籍の裏側を明らかにした。
ドルトムントで公式戦49試合に出場し5得点を挙げたバルトラは故郷スペインで新たな一歩を踏み出すことになる。
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