ベフェレンに所属する森岡亮太【写真:Getty Images】
ベルギー1部のワースラント=ベフェレンが、チームに所属する26歳の日本代表MF森岡亮太に対して提示された強豪アンデルレヒトからの最初のオファーを拒否したようだ。30日にベルギーメディア『アンデルレヒト・オンライン』が報じている。
同メディアによると、アンデルレヒトは森岡の獲得に向けて200万ユーロ(約2億7000万円)のオファーを提示したという。しかし、ベフェレン側は少なくとも250万ユーロ(約3億4000万円)を望んでいることから、最初のオファーを拒否したとのこと。
また、アンデルレヒトから期限付き移籍でベフェレンに加入している23歳のベルギー人GKダビー・ローフの譲渡を森岡の交渉条件に含めることを求めているようだ。森岡本人はアンデルレヒトへの移籍に個人合意しているものの、クラブ間合意に関してはもう少し時間がかかると思われる。
これまでの情報によれば、アンデルレヒトは買い取り義務付きレンタルの形で森岡を獲得することを考えているという。完全移籍後も含めて3年半の契約が提示されており、年俸も現在より大幅に引き上げられるようだ。
べフェレンが売却した選手の移籍金の過去最高額は、昨夏放出したFWジーニョ・ガノの250万ユーロであるため、場合によってはべフェレン史上最高額で森岡が移籍する可能性もある。 アンデルレヒトはリーグ優勝34回の超名門クラブ。昨季のベルギー王者であり、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグに何度も出場している強豪だ。移籍が実現すれば、森岡のステップアップに繋がるだろう。
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