タックルを受け負傷したレロイ・ザネ【写真:Getty Images】
イングランド・FAカップ4回戦の試合が現地時間28日に行われ、マンチェスター・シティがカーディフ・シティに2-0の勝利を収めたが、シティのドイツ代表FWレロイ・ザネはこの試合で負傷してしまった。英紙『インディペンデント』など複数メディアが伝えている。
シティは8分にケビン・デ・ブルイネのゴールで先制し、37分にはラヒーム・スターリングが追加点。そのまま2-0で2部のカーディフを下し、ベスト16へ駒を進めた。今季4冠達成の可能性を残すことに成功している。
だがこの試合に先発したザネは、前半終了間際にDFジョー・ベネットからのタックルを受けて負傷し、そのまま交代を余儀なくされた。ベネットの足の裏がザネのすねの側面にヒットした瞬間が写真に捉えられており、非常に危険なタックルだったことがうかがえる。英メディアでは「恐怖のタックル」と表現されている。
シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は試合後に、ザネの状態について「しばらく欠場することになる。最低でも2週間、3週間、1ヶ月。明日になれば正確に分かるだろう」とコメントしている。場合によっては数ヶ月などの長期離脱にも繋がりかねないタックルだったが、幸い重傷は免れたようだ。
だが、ベネットはこのプレーに対してイエローカードを受けたのみ。その後、後半終了間際に別のタックルで2枚目のカードを受けて退場となった。「何度も言ってきたことだが、審判は選手たちを守るべきだ。シティの選手たちだけでなく、全ての選手に言えることだ」とグアルディオラ監督は判定の改善を訴えている。
ザネの負傷は、夏にワールドカップを控えるドイツ代表にとっても不安の種となりかねない。ドイツサッカー連盟(DFB)は「カーディフ・シティへ。我々には今年の夏に非常に大事な大会がある。我々の選手たちを傷つけないでほしい」とツイートを投稿している。
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