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“金満”マンC、意外に控え目な補強方針? 「一人に123億円は払えない」とペップ

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼップ・グアルディオラ
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督【写真:Getty Images】

 サッカー界屈指の裕福なクラブとして知られるマンチェスター・シティだが、移籍金の高騰する現在の移籍市場で、最高額クラスの選手を獲得することはないようだ。ジョゼップ・グアルディオラ監督がそう語ったとして、英紙『ガーディアン』など複数メディアが伝えている。

 今季のシティはプレミアリーグで順調に首位を走り、チャンピオンズリーグでも決勝トーナメント進出。カラバオ・カップ(リーグ杯)決勝にも進み、FAカップも含めて4冠の可能性を残している。

 だがグアルディオラ監督は、現在の戦力では4冠を狙うには不十分だと主張。「4つの大会で戦っていこうとするなら、負傷者に関して幸運に恵まれることも必要になる。そうでなければ22人のトッププレーヤーが必要だ」と語った。

「信じてもらえないかもしれないが、我々には22人のトッププレーヤーを揃えるだけの金はない。現在ではそういう選手たちは非常に高額であり、シティでさえも給料や移籍金を支払うことができない」とペップ監督は続けている。

 この冬の移籍市場では、シティはアスレティック・ビルバオからDFエメリック・ラポルトを獲得することが確実視されている。5700万ポンド(約88億円)の契約解除金を満額支払うことが見込まれ、クラブ史上最高額の補強となる。

 だが、昨夏バルセロナからパリ・サンジェルマンへ移籍したFWネイマールを筆頭に、現在のサッカー界ではそれを大幅に上回る金額が飛び交っている。「将来的にはそういうことも起こるかもしれないが、我々は一人の選手に8000万、9000万、1億ポンド(約123~154億円)を支払ったことはない。支払えない」とグアルディオラ監督は、シティがそういった補強を行う可能性を否定している。

【了】

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