ボルシア・ドルトムントのピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンは、移籍騒動の渦中で3試合ぶりの実戦復帰を果たしたが、サポーターからはブーイングを浴びせられた。独『スカイ・スポーツ』などが伝えている。
オーバメヤンは今月14日に行われたヴォルフスブルク戦では、規律違反を犯したことに対する罰としてメンバー外に。続いて19日のヘルタ・ベルリン戦も、試合に集中できていない様子だったという理由でメンバーから外されていた。
ドルトムントでのプレーに専念できていなかったのは、移籍に近づいていることが理由ではないかとみられていた。アーセナルとの間で移籍に向けた交渉が行われていることは両クラブ関係者が認めている。
だが移籍はいまだ合意に至らず、現地時間27日に行われたブンデスリーガ第20節フライブルク戦でオーバメヤンは3試合ぶり復帰。先発してフル出場を果たしたがプレーには精細を欠いた。試合はドルトムントが香川真司のゴールで先制したあと一旦逆転されたが、終了間際に追いついて2-2のドローに終わっている。
サポーターの一部は、エースとして活躍してきたオーバメヤンのここ最近の振る舞いに対して反感を強めているようだ。観客席には「クラブよりも大きな選手は誰もいない」という横断幕が掲げられ、オーバメヤンに対してはブーイングも浴びせられていた。
一方、ペーター・シュテーガー監督もこの日のオーバメヤンのプレーが低調だったことを認め、「彼にとってベストゲームではなかったのは確か」とコメント。ただし、オーバメヤンに「良いパスを十分に供給できなかった」と周囲の選手たちにも苦言を呈している。
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