アメリカのドナルド・トランプ大統領【写真:Getty Images】
アメリカのドナルド・トランプ大統領は、イギリスのジャーナリストから「アーセナルの監督に就任してほしい」とまさかの要請を受けた。英紙『ミラー』などが伝えている。
英国の有名ジャーナリスト・テレビ司会者であるピアーズ・モーガン氏は、トランプ大統領への独占インタビューを行った際の写真を自身のツイッターアカウントで投稿した。アーセナルのユニフォームに、「トランプ」のネームと背番号「45」が入ったものを手渡そうとしている写真だ。「45」は第45代大統領であることを示すと思われる。
「私がトランプ大統領に、アーセナルの新監督になってほしいと要請した瞬間だ。彼は強力な守備の壁を築き、攻撃的な哲学を持ち、何が何でもビッグタイトルを獲得したいと望んでくれるだろうからね」とコメントを添えている。トランプ大統領が大統領選で公約として掲げた、メキシコとの国境に築くという“壁”を意識した表現のようだ。
アーセナルでは、アーセン・ヴェンゲル監督が1996年から21年間以上にわたって指揮を執り続けている。安定した成績を残し続ける一方で、プレミアリーグでは2004年以来優勝がないという成績などから批判の声も強まっている。
昨シーズンには退任を求めるサポーターが「ヴェンゲル・アウト」を合言葉にデモなどを行う騒ぎへ発展していたが、結局フランス人指揮官は契約を延長して続投することになった。長年のアーセナルファンであるモーガン氏も、ヴェンゲル監督に対して批判的な姿勢を取り、たびたび解任を求める発言をしている。
【了】