徳島に加入したダニー・カルバハル【写真:Getty Images】
Jリーグに外国人GKが増えている。韓国代表クラスはもちろん、ポーランド出身のカミンスキー(ジュビロ磐田)も印象的な活躍を見せた。そして今季、ダニー・カルバハルが日本にやって来る。ロシアワールドカップ出場を決めたコスタリカ代表に名を連ねる選手だ。
シュートへの反応が鋭く、次の動作に移るのも速いためボールを弾いた後の処理も迅速だ。クロスへの対応では思い切って前に出るシーンも見られる。その際、キャッチングかパンチングかの判断が良く、不用意なファンブルが少ない。ビルドアップも苦にせず、受けたボールを的確に味方へ繋げることができる。
徳島は昨季、リーグ戦最終節で東京ヴェルディに1-2で敗れ、6位に勝ち点1届かず7位に終わった。惜しくも昇格プレーオフ進出は逃がしたが、リカルド・ロドリゲス監督の下、チームのベースを構築することはできた。得点71、失点45。得失点『26』はリーグ最多であり、攻撃の威力と堅い守備を両立したといえる。今季はそのサッカーをさらに進化させ、2014年以来のJ1を目指す。
昨季は長谷川徹が正GKとして活躍したが、カルバハルの加入でGK陣全体のレベルアップも期待される。コスタリカ代表GKは徳島の“最後の砦”となり、チームをJ1昇格に導くことができるだろうか。
(データ提供:Wyscout)
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