パリ・サンジェルマンのFWネイマール【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)が、ブラジル代表FWネイマールが現在置かれている状況を心配しているようだ。
ネイマールはフランス・リーグ1第21節のディジョン戦で4ゴール2アシストを決める大活躍を果たしたものの、試合中にはファンから大ブーイングを浴びる羽目に。同選手は、クラブ最多得点記録を更新しようとしていたFWエディソン・カバーニからPK蹴るチャンスを奪ってしまったのだ。
これを受けPSGの内情を良く知る仏紙『Le Parisien』は、「PSGのフロント陣は、そのブーイングがネイマールに大きな影響を与えたことを自覚しており、それによって現在は、チーム内で選手を心配する空気が生まれている」とPSGの現状を明かしている。
一方、指揮官のウナイ・エメリ監督は「あんなショーを我々に見せてくれた後に、ネイマールに野次ることに何か価値があるのか」とコメント。ファンの反感を買っているネイマールを擁護した。
ファンとの関係悪化は、選手のモチベーションや調子に大きな影響を及ぼしかねなく、最悪の場合はクラブ退団につながる可能性もある。そうともなれば、こうした状況を好ましく思っているのは、同選手の獲得を熱望しているレアル・マドリーかもしれない。
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