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ベルギー移籍の豊川雄太、リーズは間接的に関与。移籍めぐる混乱の理由は…

text by 編集部 photo by Getty Images

豊川雄太
昨季まではファジアーノ岡山でプレーした豊川雄太【写真:Getty Images for DAZN】

 FW豊川雄太が鹿島アントラーズからベルギー1部のKASオイペンへ移籍するにあたり、イングランド2部のリーズ・ユナイテッドは間接的な形で関与していたようだ。英紙『エクスプレス』が伝えている。

 オイペンは今月5日に豊川の獲得を発表。その時点では、保有権を持つ鹿島からリーズへ完全移籍した上で、レンタルでオイペンに加入するとされていた。だがリーズからは何も発表が行われることはなく、クラブ関係者が豊川の獲得を否定したとも伝えられ、混乱が生じていた。

 その後、19日には豊川がオイペンへ完全移籍することが鹿島から発表された。オイペンも同日に豊川の完全移籍を改めて発表。オイペンは、豊川との契約について「当初は2018年夏までのレンタルで合意していたが、2019年6月30日まで延長した」として、「リーズ・ユナイテッドおよび鹿島アントラーズとの合意」により獲得したと述べている。

 オイペンの発表ではリーズがどのような形で関与していたのか定かではなかったが、英国での報道によれば、カタールの最先端トレーニング施設として知られる「アスパイア・アカデミー」を通しての間接的な関与だったとのことだ。

 リーズは今月、アスパイア・アカデミーとの提携関係を発表。クラブ幹部のイバン・ブラーボ氏は同アカデミーの役員も務めている。オイペンはドーハにある練習施設で冬季キャンプを行っており、豊川はそこでチームに合流して練習に参加し、アピールに成功したことで契約期間を延長しての完全移籍となったようだ。

 移籍発表の翌20日に行われたベルギー1部第22節のスタンダール・リエージュ戦では早くもベンチに入った豊川だが、その試合での出場はなかった。次節以降のデビューが待たれるところだ。

【了】

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