規律違反犯したエース。アーセナル移籍は…
心はどこにあるのか。ピエール=エメリク・オーバメヤンの名前が連日メディアを賑わせている。前日のチームミーティングを無断欠席したことによって、14日のVfLボルフスブルク戦で出場停止処分が下されたガボン代表FW。翌15日月曜日、ピーター・シュテーガー監督は話し合いの場を設け、規律違反のアタッカーは謝意を述べたという。
この一連の出来事に伴い、エースFWのアーセナルFCへの移籍話も浮上した。既に父親がロンドンで交渉に当たっているとも報じられている。20日に行われるクリスタルパレス戦を前にした会見では、アーセン・ベンゲル監督もオーバメヤンのキャラクターに言及。長く君臨するフランス人指揮官は「現時点ではそれ(オーバメヤンへの関心)について具体的に話すことはできない」と前置きしつつ、「そのようなことは、初めは秘密にしておくのが好ましいね。一線を越えれば、ようやく何かが明るみになる」と匂わせた。
独メディアの間では、代役候補として同クラブ所属FWオリヴィエ・ジルー、チェルシー所属FWミシー・バチュアイ、FKクラスノダール所属FWフョードル・スモロフらの名前が上がっている。
しかし、18日の時点でミヒャエル・ツォルクSDは「アーセナルからはコンタクトはない」と発言。シュテーガー監督も今冬のオーバメヤンの残留を望んでいる。18日付の『キッカー』電子版によれば、BVBが設定するガボン人FWの移籍金額は70ミリオンユーロ。その金額を下回るオファーで渦中のエースFWを手放すつもりはないようだ。
もっとも、冬の移籍市場が閉じるまでに具体的なオファーが届けば、事態は急展開しそうである。18日付の『ビルト』電子版によれば、アーセナルは約70ミリオンユーロの移籍金を提示する予定だという。