バルセロナのDFジェラール・ピケ【写真:Getty Images】
バルセロナに所属するスペイン代表DFジェラール・ピケが、相手チームのサポーターの観戦態度に不満を示した。スペイン紙『マルカ』が伝えた。
17日、バルセロナは国王杯準々決勝1stレグの試合を戦い、アウェイでエスパニョールに1-0で敗北。準決勝進出に向けて厳しい状況に追い込まれたうえに、公式戦29連勝の記録がここで途絶えてしまった。
同じバルセロナに本拠地を置く両者の一戦は毎回白熱した展開となるが、今回はエスパニョール側のサポーターが行き過ぎた行動を見せていたようだ。
試合終盤の76分、ゴールキックのためにボールを拾いに行ったバルセロナのGKヤスパー・シレッセンは、スタンドから投げられた物を顔に受けその場に倒れた。さらに、DFジェラール・ピケはボールを触る度にブーイングを受けたうえ、妻で世界的に有名な歌手であるシャキーラさんを罵倒するようなチャントを浴びせられていたようだ。
ピケは試合後、不満を示しながらも「常にここの雰囲気は難しいものだ。でもこの件に関して決定を下すのは僕ではない」と冷静な態度を示した。
またピケは、逆転を目指すホームでの2ndレグでは「罵倒もされることも物を投げられることもないことを願う」と語った。一方、今回の件に関する処分が下されるかどうかは未定であるようだ。
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