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井手口陽介、スペインで初練習。W杯出場&チームの2部残留へ「全力尽くす」

text by 編集部 photo by Getty Images

井手口陽介
井手口陽介は新天地スペインで初練習を行った【写真:Getty Images】

 ガンバ大阪からイングランド2部のリーズ・ユナイテッドへ完全移籍し、そこからスペイン2部のクルトゥラル・レオネサへと期限付き移籍することが決まった井手口陽介が、現地時間11日に新天地での初練習を行った。

 スペイン紙『マルカ』などは、練習後に行われた加入会見の様子を伝えている。その場には多くの日本人記者も訪れていたようだ。また「日本において(将来が)約束された存在」とも紹介されている。

 スペイン語も英語も話すことができない井手口は、ルベン・デ・ラ・バレラ監督の指示を「ジェスチャー」で理解しようとしているという。だが、「この街は好きです。できるだけ早く適応して、成長し、試合に出たい」とスペインへの順応に意欲的な姿勢も見せている。

 そして「このチームは大きなことを成し遂げようとしている。現時点で僕は少しずつしかコミュニケーションを取れないけれど、彼らのことを理解していきたい」と、徐々に新しいチームメイトたちとの関係を深めていくつもりだ。

 井手口が順応を急ぐのは、シーズン終了後に控えるロシアW杯に出場するためでもある。「僕にとってもチームにとっても重要なシーズン。できるだけ早くチームの全ての目標達成を助けたい」「W杯に出るために全力を尽くしたい」と、スペインでの新生活に1日でも早く慣れて活躍の基盤を作り、日本代表でのプレーに還元するつもりだ。

 クルトゥラル・レオネサは現在スペイン2部で22チーム中18位と苦しんでおり、降格圏の19位と2ポイント差しかない。今季は2部残留を目標にすることとなり、井手口には後半戦の起爆剤としての活躍が期待される。次節は現地時間14日のロルカ戦、そして21日のオサスナ戦が予定されており、スペインデビューの日は刻々と近づいている。

【了】

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