ポルティモネンセに所属する中島翔哉【写真:Getty Images】
リーグ首位を走るポルトガル1部のポルトが、ポルティモネンセに所属するMF中島翔哉の獲得に向けて動き出したようだ。11日にポルトガルメディア『A BOLA』が報じている。
中島は今季公式戦17試合に出場し7得点3アシストを記録。先日、ポルトから関心を示されていることが明らかになった。ただ、ネックとなっているのが中島の契約解除金だ。今冬の獲得を目指すポルトは、1000万ユーロ(約13億円)に設定された金額を出すことは難しい。一方で1月31日を過ぎれば契約解除金が2000万ユーロ(約26億8000万円)に引き上げられるため、今がチャンスだ。そこで、選手譲渡のアイデアを提案したという。
同メディアによると、ポルトは複数の選手を差し出すなどして、移籍金減額を考えているとのこと。ポルティモネンセに期限付き移籍しているDFイナシオを完全移籍で提供し、シーズン終わりまでFWガレーノを貸し出す案だ。
同メディアは「ポルトとポルティモネンセ、両クラブの良好な関係を考えると合意に達する可能性はある」と報じている。仮に中島翔哉がポルトに移籍することが出来れば、チャンピオンズリーグの常連クラブであるだけに個人のレベルアップにも繋がるだろう。
中島に関しては、ポルトの他にポルトガル1部のベンフィカ、ブンデスリーガのヴォルフスブルクとフランクフルトが興味を示している。ヴォルフスブルクからのオファーはポルティモネンセが断ったようだが、フランクフルトはヴォルフスブルクを上回る好条件を提示する準備を進めているという。ここにきて、中島の争奪戦が本格化してきた。
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