ゲルト・エンゲルス氏と吉田孝行監督【写真:Getty Images for DAZN】
J1のヴィッセル神戸は10日、2018シーズンに向けたトップチーム監督およびコーチングスタッフの体制が決定したとして発表を行った。
トップチームの指揮を執るのは、昨シーズンに引き続いて吉田孝行監督。昨年8月にネルシーニョ前監督の解任によりヘッドコーチから昇格した吉田監督は、就任時点でリーグ戦11位だったチームを9位に上げ、天皇杯では準決勝進出を果たした。
新たなヘッドコーチには、ドイツ出身のゲルト・エンゲルス氏が就任する。エンゲルス氏は吉田監督が現役時代に所属していた横浜フリューゲルスでコーチを務め、1998年のチーム消滅前の最後の数ヶ月間には監督を務めた。クラブ最後の大会となった天皇杯をともに戦い、清水エスパルスとの決勝では吉田監督の決勝ゴールにより優勝を飾った。
その後エンゲルス氏はジェフユナイテッド市原、京都パープルサンガ、浦和レッズでもヘッドコーチや監督を務めた。2011年から13年にかけてはモザンビーク代表を指揮。Jリーグでの仕事は浦和以来10年ぶりとなる。
また、神戸の新たなアシスタントコーチには内山俊彦氏が就任することも発表された。これまでモンテディオ山形でコーチなどを務めていた同氏は、現役時代に2007年から09年まで神戸でプレーした経験がある。
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