バルセロナのジェラール・デウロフェウ【写真:Getty Images】
インテルは、バルセロナに所属する23歳のスペイン代表FWジェラール・デウロフェウの獲得に向けて交渉を進めているようだ。8日付の伊紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』は「すでに合意がある」とも伝えている。
バルサ下部組織出身のデウロフェウは、エバートンやセビージャでのプレーを経て、昨年1月にエバートンからミランへレンタル移籍。ミランで過ごした半年間の活躍が高く評価され、バルサが買い戻しオプションを行使する形で古巣復帰を果たした。
だがバルサでは十分な出場機会を得ることができず、エルネスト・バルベルデ監督との関係も悪化している模様。デウロフェウ本人は1月の移籍を希望し、代理人に対してイタリアあるいはイングランドで移籍先を探すよう要請したとのことだ。
昨シーズンの経験からミラノの町に馴染んでいることもあり、デウロフェウ自身はインテルへの移籍に乗り気なようだ。買い取り義務付きレンタルの形での放出を望むバルサと、買い取りオプション付きレンタルを望むインテルとの間で、移籍の形式についての合意が得られるかどうかが今後の焦点とみられている。
また、バルサは今季からインテルに加入したスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルに目をつけているようだ。デウロフェウの放出と引き換えに、将来のシュクリニアル獲得に向けた優先権を取得することも視野に入れていると報じられている。
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