ウスマン・デンベレも夏に獲得したバルセロナ【写真:Getty Images】
リバプールからブラジル代表MFフィリッペ・コウチーニョを獲得したことにより、バルセロナが今シーズンの補強に費やした総額は、1シーズンの補強額としてはサッカー界の史上最高額となる。スペイン紙『マルカ』が7日付で伝えた。
バルサは現地時間6日にコウチーニョの獲得を発表。その移籍金は固定額1億2000万ユーロ、変動額4000万ユーロ、合計1億6000万ユーロ(約218億円)だと報じられている。FWネイマールが昨夏バルサからパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍した際の金額に次ぎ、サッカー界史上2位の移籍金だ。
バルサは昨夏、フランス代表FWウスマン・デンベレをクラブ史上最高額となる1億500万ユーロで獲得していたが、コウチーニョの移籍金はそれを大きく上回る。夏にはほかにMFパウリーニョを4000万ユーロ、DFネルソン・セメドを3050万ユーロ、FWジェラール・デウロフェウを1200万ユーロ、DFマルロンを500万ユーロで獲得しており、総額は3億1250万ユーロ(約425億円)に達する。
この金額は、レアル・マドリーが2009/10シーズンの補強に費やした2億5740万ユーロ(約350億円)を上回り、1シーズンの補強総額の歴代1位を更新するものだ。2009/10シーズンは、マドリーがFWクリスティアーノ・ロナウドやMFカカーなどを獲得したシーズンだった。
歴代3位は今季マンチェスター・シティの2億4930万ユーロ(約339億円)、4位は今季PSGの2億3800万ユーロ(約324億円)。PSGはネイマールに加えてFWキリアン・ムバッペも昨夏獲得したが、モナコからの買い取りオプション付きレンタルの形で加入したムバッペの移籍金は総額に含まれていない。ムバッペの移籍金に設定されているという1億5000万ユーロも計算に含めれば、今季PSGの補強総額はバルサも上回る史上最高額となる。
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