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優勝祝うファン殺到しガラス壁が崩落…中東の大会決勝で数十人負傷の事故

text by 編集部 photo by Getty Images

クウェート
クウェートのスタジアムで事故【写真:Getty Images】

 現地時間5日に行われたガルフカップ決勝で、優勝を祝うオマーンのサポーターが観客席の最前列に殺到したことで手すりとガラス製の仕切りが崩落し、数十人が負傷する事故が起こった。英紙『デイリー・メール』など各国メディアが伝えている。

 ペルシア湾岸諸国の代表チームが参加して湾岸地域王座を争う大会は、今回はクウェートで開催。クウェートシティのジャバー国際スタジアムで開催された決勝では、元日本代表指揮官のアルベルト・ザッケローニ監督が率いるUAE代表とオマーン代表が対戦した。

 試合は90分間をスコアレスで終え、延長戦でもゴールは生まれず。PK戦ではUAEの5人目が失敗したのに対し、5人全員が成功させたオマーンが4大会ぶり2回目の優勝を飾った。

 だが試合後に、優勝を祝うファンがスタジアムの最前列に殺到したことで、手すりとガラス製の壁が崩壊。集まっていた観客らとともに2メートルほど下の地面へと崩れ落ちてしまった。

 クウェートサッカー協会の発表によれば、40人ほどの観客が軽い怪我を負い、病院で手当を受けた者もいたとのこと。幸い死者や重傷者はいなかったようだ。

【了】

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