UAE代表を率いるアルベルト・ザッケローニ監督【写真:Getty Images】
元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、UAE代表指揮官として初のタイトル獲得を目指しガルフカップに挑んだが、あと一歩のところで優勝を果たすことが出来なかった。現地時間5日に行われた決勝戦では、PK戦の末にオマーン代表に敗れている。
グループステージ初戦のオマーン戦は1-0の勝利に終わりUAEは白星スタート。続くサウジアラビア戦は0-0の引き分けに終わった。第3節では最多優勝を誇るクウェート代表と対戦し0-0の引き分けで終了。そして、準決勝のイラク戦でも延長戦を終えて0-0。PK戦の末にイラクを下している。
決勝戦ではUAEが何度もチャンスを作っていた。後半アディショナルタイムにはPKを獲得。オマール・アブドゥルラフマンが蹴ったボールは相手GKに弾かれ先制のチャンスを逃してしまう。そして、0-0のまま終了し迎えたPK戦は4-5の結果に終わり、あと一歩のところで優勝を果たすことが出来なかった。
ザッケローニ監督は2010年8月から2014年6月まで日本代表を率いた経験を持っている。昨年10月、サウジアラビア代表の監督に就任したエドガルド・バウサ氏の跡を継いでUAEの指揮官に就任した。
日本代表監督時代に上手くいかなかった「3-4-3システム」をUAEで採用。サウジアラビアの攻撃陣を無得点におさえるなど、格上相手にもゴールを許さず、5試合連続の無失点で大会を終えている。優勝こそ逃したものの、この大会で得た経験は大きいだろう。
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