アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、自チームの選手の移籍に怒りを示した。アルゼンチン紙『ラ・ナシオン』が伝えた。
アトレティコのFWルシアーノ・ビエットは、今季終了時までの期限付き移籍でバレンシアとほぼ合意に達しており、残るはメディカルチェックを受けるだけとなっている。また、今季終了後には1300万~1500万ユーロ(約17億~19億円)で買い取ることができるオプションも付くようだ。
これまでビジャレアル、セビージャ、アトレティコとスペインの強豪クラブを渡り歩いてきたビエットは、今季リーガ第17節終了時点で3位と躍進しているバレンシア移籍を決めた理由として「監督の誘いがすごく大きかった」と語った。大活躍を果たしたビジャレアル時代の恩師マルセリーノ・ガルシア・トラル監督のもとで復活を果たすことができるのか注目される。
しかし、それに対しアトレティコのシメオネ監督は「彼が出ていったことに私は怒りを感じている」とコメント。同じアルゼンチン人であるビエットの突然のライバルチーム移籍に、指揮官は失望しているようだ。
「我々の選手の中では、ベストな選手の一人だった。彼は素晴らしい選手だが、自分のプレーをゴールに変えることができなかった」
ビエットは、これまでアトレティコに在籍していた1年半で決めたゴールは1ゴールのみ。シメオネ監督の指揮下では、なかなか結果を残すことができなかった。
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