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客席から降り注ぐ眼球…片方の目を失った選手を相手ファンが侮辱。クラブは謝罪

text by 編集部 photo by Getty Images

ディーン・シールズ
ダンファームリンのMFディーン・シールズ【写真:Getty Images】

 スコットランド2部リーグで悲しい事件が起きた。フォルカークの一部ファンが、ダンファームリンのMFディーン・シールズを侮辱している。英紙『デイリー・メール』などが伝えた。

 シールズは元北アイルランド代表で現在32歳の選手。アーセナルの下部組織で育った同選手は、強豪レンジャーズに加入する前の2011年から12年にかけて、フォルカークでプレーしていた。

 8歳のときの事故で右目の視力を失っていた同選手は、2006年に摘出手術を受けた。それを機に片方の目の視力がないことを告白している。

 現地時間2日に行われたスコットランド2部の試合で、フォルカークの一部ファンはピッチに向けて偽物の眼球のを投げた。

 当然、クラブはすぐに対応に追われ、謝罪した。フォルカークのスポークスマンは「ディーン・シールズに対する侮辱行為を全面的に非難する。ダンファームリンと密接に協力し、責任者を特定する」とコメントしている。

 今シーズンの前半戦で2チームが対戦した際、2人の選手がシールズを侮辱して処分を科されていた。

 同スポークスマンは「障害を持つ人に対する侮辱は容認できない。スポーツ上のライバルとの戦いで起きたというのは言い訳にはならない。障害に対する意識啓発トレーニングはフォルカークの全職員と選手に行っており、我々は真剣に取り組んでいる」と、最近発生した問題からクラブ内で改善に向けた動きがあることを強調した。

【了】

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