シャペコエンセからアビスパ福岡へ移籍するトゥーリオ・デ・メロ【写真:Getty Images】
J2のアビスパ福岡は31日、ブラジル1部のシャペコエンセからFWトゥーリオ・デ・メロが完全移籍で加入することが決まったと発表した。
トゥーリオ・デ・メロは現在32歳。過去には母国ブラジルのほかデンマークやフランス、イタリア、スペインでもプレーした。2005年から08年まで在籍したル・マンでは元日本代表のMF松井大輔とチームメートとしてプレーし、2007/08シーズンにはリーグアンで13ゴールを記録する活躍を見せた。
続いて移籍したセリエAのパレルモではカップ戦1試合の出場に終わったが、再びフランスへ戻ったリールではリーグアン優勝も経験。2017年には、悲劇的な飛行機墜落事故からの再起を図るシャペコエンセに再加入(2015年にも在籍)し、チーム3位のリーグ戦7得点を挙げてクラブ史上最高となる8位の成績に貢献した。最終節では後半アディショナルタイムに、シャペコエンセに来季のコパ・リベルタドーレス出場権をもたらす劇的な決勝ゴールも記録している。
「アビスパでプレーすることになり本当に幸せです。アビスパのユニホームに袖を通し、自分にできる全てを捧げることができる喜びを感じています。一日も早く仲間たちと一緒にピッチに立ち、目標達成に向けて戦いたいです」と福岡公式サイトで加入に際してのコメントが伝えられている。
今季の昇格プレーオフ決勝で敗れて惜しくもJ1復帰を逃した福岡は、チーム最大の得点源だったブラジル人FWウェリントンがJ1のヴィッセル神戸へ移籍することが先日発表された。トゥーリオ・デ・メロにはその穴を埋めることが期待されそうだ。
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