高校選手権1回戦が31日に行われた【写真:Getty Images】
【中京大中京 0-3 長崎総科大附属 第96回全国高校サッカー選手権1回戦】
第96回全国高校サッカー選手権大会の1回戦が31日に行われ、愛知県代表の中京大中京と長崎県代表の長崎総科大附属が対戦した。
国見高校時代に数多くの選手を育ててきた名将・小嶺忠敏監督率いる長崎総科大附属。来季のセレッソ大阪加入が内定しているFW安藤瑞季もスタメンに名を連ねた。
先手を取ったのは長崎総科大附属。17分、コーナーキックの流れが一度途切れたかと思いきや、後方からの長いパスが中京大中京のディフェンスラインの裏に通り、抜け出したDF嶋中春児が冷静にゴールを射抜いた。前半早々にDF島田蓮平との交代で出場していた3年生が貴重な先制点を挙げる。
後半になると中京大中京は立て続けにビッグチャンスを作る。しかし、確実に1点ものの決定機をことごとく外してしまい、同点ゴールが遠い。
長崎総科大附属は63分、重要な追加点を奪う。左サイドを破って低いクロスを送ると、中京大中京のDFが処理にもたつく。その隙を逃さなかった嶋中の落としを、MF小川貴之がゴールに蹴り込んでリードを2点に広げた。
その後は守備陣も粘り強いプレーで中京大中京に得点を許さずシャットアウト。後半アディショナルタイムにもエースの安藤が1点を加え、3-0で勝利した長崎総科大附属が、危なげなく山口県代表の高川学園が待つ2回戦に駒を進めた。
【得点者】
17分 0-1 嶋中春児(長崎総科大附属)
63分 0-2 小川貴之(長崎総科大附属)
80+3分 0-3 安藤瑞季(長崎総科大附属)
【了】