森岡亮太がベルギーメディアによるリーグ前半戦ベストイレブンに【写真:Getty Images】
今季からベルギー1部のワースラント=ベフェレンでプレーしている日本代表MFは、リーグ前半戦で7ゴール8アシストを記録した。開幕戦から21試合連続でスタメン起用されるなど、周囲の信頼を確固たるものにしている。
この活躍を現地メディアも高く評価しているようだ。ベルギーのテレビ局『RTBF』は、クラブ・ブルージュで15アシストを記録したルート・フォルマーに次ぐ、アシストランキング2位の森岡をリーグ前半戦のベストイレブンに選出した。
ウェブ版に掲載された記事では「森岡の驚き」と小見出しが打たれ、「アシストランキング2位は間違いなく前半戦最大の驚き。26歳の天才がベフェレンに加入したのは衝撃だった。初めてのシーズンながら21試合で7ゴール8アシストという息を呑むような記録を残しており、クラブはこの司令塔を残留させるのに苦心している」と絶賛された。
また、ベフェレンからは森岡の他にエースストライカーのイサアク・キース・テリンもベストイレブンに選ばれた。これまで才能を高く評価されながらくすぶってきた25歳は、今季ここまで10ゴールを奪って得点ランキングでトップに立っている。
この活躍もベルギーでは驚きだったようで、寸評では「キース・テリンは森岡と協力して暴れまわっている。彼は驚きであり、ベルギーのディフェンスたちにとって脅威になっている。10ゴールはすでに得点王の最有力候補であり、1月に(レンタル元の)アンデルレヒトへの復帰が示唆されている」と、森岡とのホットラインにも言及された。
ベフェレンは現在16チーム中10位につけている。6位以内に与えられる優勝決定プレーオフ出場権獲得のためには森岡とキース・テリンの存在は必要不可欠だ。しかし、後者だけでなく森岡にもステップアップの噂があるのは確か。果たして2人は後半戦もベフェレンの一員としてプレーしているだろうか。ベルギーでは森岡のプレーに大きな期待が寄せられているのは間違いない。
ベルギー『RTBF』が選んだ1部リーグ前半戦ベストイレブンは以下の通り。
▽GK
ニコラ・ペネトー(シャルルロワ)
▽DF
クロスティアン・リュインダマ(スタンダール・リエージュ)
ブランドン・メシェレ(クラブ・ブルージュ)
ステルゴス・マリノス(シャルルロワ)
▽MF
アンダーソン・エシティ(ヘント)
森岡亮太(ワースラント=ベフェレン)
ハンス・ヴァナケン(クラブ・ブルージュ)
ルート・フォルマー(クラブ・ブルージュ)
▽FW
アサヌ・バンデ(メヘレン)
イサアク・キース・テリン(ワースラント=ベフェレン)
カヴァ・レザイー(シャルルロワ)
【了】