アテネ世代のスピードスター
石川直宏【写真:Getty Images】
石川直宏(いしかわ・なおひろ)
生年月日:1981年5月12日(36歳)
横浜F・マリノスのトップチーム昇格後、メキメキと頭角を現しU-20日本代表として2001年のFIFAワールドユース選手権(現U-20W杯)に出場した。だがクラブでは満足に出場機会を得られず、2002年FC東京へ加入することになる。
FC東京加入後は武器であるスピードを前面に生かしてサイドを疾走。移籍3日後に行われたナビスコ杯ではアシストを記録するなど、すぐにチームに溶け込んだ。2003年には日本代表に選出されるなど期待されていたが、W杯出場は叶わなかった。
その後は度重なる負傷に泣かされ満足にシーズンを過ごせない日々が続く。8月に今季限りでの退団が発表され、最終節のガンバ大阪戦に途中出場して会場を沸かせると、翌日行われたJ3の試合にオーバーエージ枠として出場し、アシストを記録するなど有終の美を飾った。
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