鹿島アントラーズへの移籍が発表された内田篤人【写真:Getty Images】
ドイツ2部のウニオン・ベルリンは2日、同クラブに所属していた元日本代表DF内田篤人がJ1の鹿島アントラーズへ完全移籍することを発表した。
内田は2006年、静岡県の清水東高校から鹿島に入団。クラブ史上初となる高卒ルーキーでスタメン出場を果たすなど早くから主力として活躍し、2007年から2009年のリーグ3連覇にも貢献している。
2010年7月にドイツ・ブンデスリーガのシャルケに移籍すると、UEFAチャンピオンズリーグでベスト4進出を果たすなど確かな足跡を残した。そして、今季からウニオン・ベルリンに所属していた。日本代表には2008年にデビューし、2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会と2度のW杯を経験した。
「アツトは残念ながらポテンシャルを発揮できなかった。帰国したいという彼の希望を叶えることにした。彼の幸運を祈りたい」とウニオン幹部のヘルムート・シュルテ氏はコメントしている。鹿島は明治安田生命J1リーグ最終節で西大伍が負傷しており、内田には即戦力としての働きも期待される。
近年はけがに泣かされたが、その実力と世界で培った経験に疑いの余地はない。8シーズンぶりに古巣に復帰する内田は、鹿島でどのようなパフォーマンスを見せるだろうか。
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