FC東京から川崎フロンターレへの移籍が決まった大久保嘉人【写真:Getty Images for DAZN】
J1の川崎フロンターレは29日、FC東京に所属していた元日本代表FW大久保嘉人が2018シーズンの新戦力として完全移籍で加入することが決定したと発表した。
35歳のベテランFW大久保は、今年1月に川崎FからFC東京へ完全移籍していた。わずか1シーズンでの古巣復帰となる。
大久保は2001年にセレッソ大阪でプロデビュー。スペインのマジョルカ、ドイツのヴォルフスブルクでの2度の海外挑戦も挟みつつヴィッセル神戸でプレーしたあと、2013年に川崎Fへ移籍した。
30歳で加入した川崎Fでは非常に高い得点力を発揮し、J1で史上初となる3年連続得点王のタイトルを獲得した。2016年も、得点王こそ逃したものの日本人選手最多タイの15ゴールを記録。だがFC東京へ移籍した今季は8ゴールにとどまっていた。
「まずは、またフロンターレでサッカーができることを嬉しく思っています。覚悟を持って、チームのために結果を残す。今は、それしか考えていません。そのために、自分の持てる力を出し尽くし、さらに成長していけるよう、日々努力していきたいと思います」と、大久保は川崎Fの公式サイトでコメントを述べている。
川崎Fは昨年までのエースストライカーを失いながらも、2017シーズンには悲願のJ1初優勝を成し遂げた。再び大久保を加えた来季は連覇に挑戦するシーズンとなる。
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