J2の京都サンガF.C.は25日、来季から新たに加入する新外国人選手3人を発表した。
獲得したのは19歳のブラジル人MFアレシャンドレと、ウルグアイ国籍のMFマティアス・カセラス、FWレンゾ・ロペスの3人である。いずれも期限付き移籍での加入となる。
ウルグアイ国籍の選手がJリーグでプレーするのは、セレッソ大阪に所属していた元同国代表FWディエゴ・フォルラン以来3年ぶりのこと。Jリーグ史上5人目と6人目のウルグアイ国籍選手となる。
以前より獲得が確実視されていたマティアス・カセラスは25歳の小柄なセントラルMFで、「左利きで技術、展開力、守備力を兼ね備えたプレーヤー」と京都の公式サイトで紹介されている。国内リーグのプラサ・コロニアから加入し、初めての国外でのプレーとなる同選手は「京都サンガのような素晴らしいクラブでプレーできる事にとても感激しています。皆さんの期待に応えるためにも、最高のプレーをお見せできるように頑張ります」とコメントを寄せた。
一方のレンゾ・ロペスは、ウルグアイの名門ナシオナル出身で、身長191cm体重83kgという巨漢のストライカー。京都の公式サイト上では「ヘディングが強く、ゴール前での迫力あるプレーが魅力の大型センターフォワード」と紹介されており、今季限りで退団したベルギー人FWケヴィン・オリスの後釜となりそうだ。
また昨季終盤はスペイン2部B(3部相当)でプレーし、国外での経験も持つ23歳は「京都サンガでの新しいチャレンジを楽しみにしています。早くチームに貢献できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。スタジアムで会える日を楽しみにしています」とコメントした。ウルグアイに戻ってからの半年間で13試合8ゴールと結果も残しており、京都の新エースとして期待が集まる。
ブラジル人のアレシャンドレは19歳の攻撃的MFで、プロ経験はまだ1年しかない。初の海外挑戦となる1998年生まれの19歳は「京都サンガサポーターの皆様、はじめまして。伝統ある京都サンガのユニフォームを着てプレー出来る事を大変嬉しく思います。チームの目標を達成出来るように、日々全力でプレーする事をここに約束いたします。皆様応援よろしくお願いします」と、日本での飛躍を誓った。
新たな選手を迎えた京都の新シーズンは、来月15日に始動する。J2で12位に沈み、昇格のチャンスを逃した今季を糧に、2018年こそはJ1への切符をつかむことができるだろうか。
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