レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラ第17節の試合が現地時間の23日に行われ、バルセロナがレアル・マドリーにアウェイで3-0の勝利を収めた。スペイン代表MFイスコを先発に起用しなかったジネディーヌ・ジダン監督の決断には疑問の声も上がっている。
未消化分の1試合を多く残しているとはいえバルサに11ポイント差をつけられ、優勝争いに望みを繋ぐためには勝利が必須だったマドリーだが、結果は完敗。ルイス・スアレス、リオネル・メッシ、アレイクス・ビダルにゴールを奪われ、勝ち点差は14ポイントにまで広がった。
マドリーの主力として活躍を見せてきたイスコはこの大一番でベンチスタートとなり、マテオ・コバチッチが先発に起用された。DFダニエル・カルバハルの退場によりDFナチョが投入されたことも影響してか、イスコは出番を与えられないまま試合を終えている。
イスコを先発から外したジダン監督の決断に、多くのファンは納得していないようだ。スペイン紙『アス』の行ったオンラインアンケートによれば、約76%のユーザーがイスコのベンチスタートは「不当」だと投票している。マドリーの敗戦により票が伸びた面もあるが、試合中の時点でも約65%のユーザーが異論を唱えていたという。
だがジダン監督は、メンバー選択に敗因があったと認めようとはしていない。「何も後悔はしていない。私は監督として決断を下すためにここにいるんだ。メッシを抑えさせたいという考えだった。コバチッチはよくやってくれた」と試合後にコメントしている。
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