イタリア【写真:Getty Images】
イタリアのセリエC(3部)に所属するヴィチェンツァ・カルチョとUSアレッツォの伝統ある2クラブが経営危機に陥っているようだ。21日に伊メディア『sportpiacenza』が報じている。
同メディアによると、ヴィチェンツァでは9月から10月の給料が支払われておらず、選手たちがストライキを計画しているとのこと。アレッツォと共に経営危機に陥っており破産寸前だという。勝ち点剥奪のペナルティーも受ける見通しだ。
今年11月には、2クラブと同じくセリエCに所属していたモデナFCが経営破綻。数ヶ月にわたり選手への給与未払いが発生し、これに不満を示す選手たちが試合出場を拒否した。4試合目の試合放棄が発生したことからイタリアサッカー連盟の規定により、モデナは除名処分を受けている。
モデナは過去にセリエAにいたこともある、105年の歴史を誇るクラブだった。過去には、中田英寿氏が所属していたパルマ、中村俊輔がプレーしていたレッジーナ、ベネツィアやヴァレーゼなど複数のクラブが破産している。イタリアでは毎年のように破産するクラブが続出している状況だ。
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