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バルサ、再び補強禁止処分の可能性。グリーズマンとの接触で大失態

text by 編集部 photo by Getty Images

グリーズマン
アントワーヌ・グリーズマンへの不正な接触でバルセロナに補強禁止処分の可能性が…【写真:Getty Images】

 これまで移籍市場で度々失態を演じてきたバルセロナは、再びFIFAによる補強禁止処分の危機に瀕しているかもしれない。

 新たなアタッカー獲得を目指す同クラブは、アトレティコ・マドリーのFWアントワーヌ・グリーズマンの引き抜きを狙っている。そしてバルセロナの幹部が、すでにグリーズマン側と接触を持ったことを認めるような発言を、メディアの前で残してしまった。

 これに怒ったのはアトレティコ。本来所属クラブとの契約を半年以上残す選手とは、クラブの許可なしに接触してはならないと決められている。バルセロナはFIFAが定めたそのルールを破り、抜け駆けしたとしてFIFAに訴え出ることを決めたとスペイン紙『マルカ』などが報じていた。

 仮にバルセロナがグリーズマン本人、あるいは家族ら身内とアトレティコの許可なく接触していた場合、FIFAから処分を科される可能性があるという。英紙『ミラー』などは、2014年に未成年選手の登録違反を犯して施行された補強禁止処分と同等のものが、今回の事例にも用いられる可能性があると雨伝えた。

 リーグタイトルを自分たちと争うようなクラブが、正常な競争を妨害するような行為に走っている。それを認めないアトレティコの訴えが認められれば、バルセロナはグリーズマンはおろか、夏にご執心だったリバプールのフィリッペ・コウチーニョの獲得も諦めなければならない。そして、1年間の補強禁止処分によって、アルダ・トゥランやアレイクス・ビダル獲得時のような、困難な人材のやりくりを強いられることになってしまうかもしれない。

【了】

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