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不振ミランに不安なデータ。黒星のペースは降格したシーズンに匹敵

text by 編集部 photo by Getty Images

ジェンナーロ・ガットゥーゾ
ミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督【写真:Getty Images】

 現地時間16日に行われたセリエA第17節でミランはエラス・ヴェローナに敗れた。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、「凡庸な」ミランのデータを紹介している。

 ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督を招聘してもまだ復調の兆しが見えないミラン。ヴェローナに敗れたことで、セリエAの戦績は7勝3分7敗となっている。

 「まさに中位の戦績」と指摘した同紙によると、ミランが第17節までに7敗以上しているのは1981/82シーズン以来とのこと。これは最終的にミランがセリエBに降格したシーズンである。チャンピオンズリーグ出場権はもはや「ユートピア」であり、ヨーロッパリーグ出場権も到達は厳しいとした。

 また失点の多さも指摘している。ミランは17試合で24失点。2失点以上許した試合が9回ある。そこでさらに問題となるのが、挽回する力の欠如だ。ミランは今シーズンのセリエAで相手にリードを許すと、一度も追いつくことができていない。

 開幕から全試合に負けていたベネベントに初の勝ち点を献上し、今節は降格圏に低迷していたヴェローナに負けたミラン。名門の復活には、もう少し時間がかかるかもしれない。

【了】

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