川又堅碁【写真:Getty Images】
【日本 1-4 韓国 E-1選手権】
日本代表は16日、EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会で韓国代表と対戦し、1-4と逆転負けを喫した。
後半途中から出場した川又堅碁は、85分に右クロスを頭で合わせ、アディショナルタイムには胸でコントロールし左足でシュートを放った。しかし、いずれもネットを揺らすことはできなかった。
「駆け引きで勝っているし、前に行くふりしてから、DFを先に飛ばしといて、後ろに下がりながらヘディングできている。そこまではパーフェクトなんですよ。決めるだけなんですよ。決めるだけなんやけど、決めるだけのところで決まってないのが事実」
追加招集ながら、今大会はスーパーサブ的な役割を担った。川又がピッチに立つことで前線が活気づく面は確かにあった。「それが自分でもわかっている中でのゴールっていうか、チームにとっていい方向に向くようなプレーがしたかった」と悔しさを滲ませた。
「FWとして結果を残していないから全然面白くない。何ていうのかな、いい感じではできていたりする部分もあるんやけど。チャンスがあった分、余計に悔しい」
今大会でスタメン出場はなく、ピッチに立つ時間は決して長くなかった。その中で川又は「これがW杯やったとしたら」と考えながら戦っていたという。
「俺がこの20分、15分で出たチャンスで決めきれるか、決めきれないか。チームが上に行けるか行けないかってところを俺は考えながらやっていたし、そういう意味でもちょっといい課題ができたかなと。そこまで行けている部分で。GKがファインセーブしたとか、アンラッキーな部分はあったよ。でももっと自分で違う角度に打てたり、もっと違うシュートチャンスを生むような動き出しができたのかなと感じた試合だった」
最前線で身体を張り、短い出場時間でチャンスにも絡んだ。満足はしていないだろうが、今大会で手応えを掴むことはできたのではないだろうか。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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