クリスティアーノ・ロナウドとレナト・ガウーショ監督【写真:Getty Images】
FIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)決勝が現地時間16日に行われ、レアル・マドリーとグレミオが対戦する。試合を前に、グレミオのレナト・ガウーショ監督による発言が注目を集めている。スペイン紙『アス』など各国メディアが伝えた。
大会史上初の連覇を狙うマドリーを勝利に導く存在として期待されるのはやはりFWクリスティアーノ・ロナウド。先日リオネル・メッシと並に歴代最多タイとなる5回目のバロンドールを受賞したC・ロナウドは、「僕は歴史上最高の選手」と発言したことが波紋を生んだ。
実際に歴代最高の選手を決めてしまうのは難しいとしても、C・ロナウドがそういった議論の対象となる選手の一人であることは確かだと言える。だがレナト・ガウーショ監督は数日前に、現役時代の自分がC・ロナウド以上の選手だったと主張していた。
試合前日にもグレミオ指揮官は、同様の発言を繰り返した。「私のプレーを見たことがなかった君たちが、クリスティアーノ・ロナウドだけを称賛するのは簡単なことだろう。だが誰が最高であったかと決めつける前に、ピッチ上で私を見たことがある多くの者たちに意見を求めなければならない」と会見で語った。
レナト・ガウーショ監督は現役時代、グレミオも含めたブラジルの複数クラブで活躍。ブラジル代表としてもプレーし、1990年W杯なども含めて41試合に出場して5ゴールを記録した。
名選手であったのは確かだとしても、数字やインパクトの上でC・ロナウドと比較するのは厳しいかもしれない。スペイン『マルカ』紙はレナト・ガウーショ監督の経歴を紹介した上で、「記録やタイトルを積み重ねるクリスティアーノと比較するにはあらゆる面で不十分」と結論づけている。
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