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植田直通、代表デビューまでの3年に「無駄なことは一つもない」

text by 編集部 photo by Getty Images

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植田直通【写真:Getty Images】

【日本 2-1 中国 E-1選手権】

 日本代表は12日、EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会で中国代表と対戦し、2-1で勝利した。

 初招集から約3年、植田直通がついに代表戦のピッチに立った。所属する鹿島アントラーズではCBとして戦っているが、今回は右SBに抜擢された。「チャンスが来たと思って思い切りやるだけだった」と言うように、対峙する相手の監視はもちろん攻撃参加でも存在感を示した。

 これまで、出場が期待されながらもなかなか実現しなかった。植田はこの期間を振り返り、「早く出たい、出たいって気持ちはあった」と言う。しかし、自身の糧にもなったようだ。

「やっぱベンチで全てのポジションを見ていたからこそ、僕が今回サイドバックもできたと思う。ベンチに座って目の前で見ていたから、完璧とは言わないですけど、少しはプラスになったのかなと。そのベンチでのことも含めて無駄なことは一つもないと思うので、自分に全部プラスに繋げていっているってのは、今日も少しは活きたんじゃないかな」

 この日のパフォーマンスに関して「まだまだ」と繰り返した植田。だが、待ちに待った一歩をようやく踏み出した。彼の日本代表でのキャリアは始まったばかりだ。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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