バルセロナのリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラ第15節の試合が現地時間の10日に行われ、バルセロナがビジャレアルにアウェイで2-0の勝利を収めた。
後半半ばまでゴールを奪えなかったバルサだが、72分にFWルイス・スアレスが決めてようやく先制。さらに83分、ビジャレアルのパスミスからボールを奪い、FWリオネル・メッシが2点目を加えた。
だがメッシがゴールを決めた時、バルサの左サイド奥のゴールライン付近には、プレーに関与していない場所でもう1個のボールがピッチ内に転がっていた。ゴールラインを割ったボールをスアレスがピッチ内に戻したが、ビジャレアルが別のボールを用いてのゴールキックでプレーを再開したためだった。
通常、セットプレーの際に2個目のボールがピッチ上に入ると、それを外に出してからプレーが再開される。プレーが止められず、得点が認められたのはルール上問題なかったのかどうかということがスペインメディアで論じられている。
『ラジオ・マルカ』の解説を務める元審判は、「審判団が判断し、プレーに影響していないのであれば問題はない。2個目のボールはメッシやビジャレアルのGKに影響を与えない場所にあった」と述べ、得点を認めたのは正当な判定だと主張。『アス』紙の解説者も「ゴールを取り消す理由にはならない」とコメントしている。
【了】