ラツィオのセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは、ラツィオに所属するセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチを来夏に獲得するため、“クラブ史上最高額”となる移籍金を支払うことも検討しているという。英紙『エクスプレス』が10日付で伝えた。
ユナイテッドは昨年夏に、かつて同クラブに所属していたフランス代表MFポール・ポグバを4年ぶりに再獲得。その際の移籍金として支払われた8930万ポンド(約136億円)は当時のサッカー界の史上最高額となった。現在では更新されているが、ユナイテッドのクラブ史上最高額であることは変わらない。
だが、来夏にはその金額が塗り替えられることになるかもしれない。ユナイテッドはミリンコビッチ=サビッチを熱心に視察しており、ポグバの獲得額を上回る9500万ポンド(約144億円)のオファーを準備しているとのことだ。ラツィオ会長が要求する1億ポンド(約152億円)をやや下回る額となる。
22歳のミリンコビッチ=サビッチにはマンチェスター・シティも関心を示していたが、現在ではユナイテッドが優位に立っているという。夏に契約満了を迎えるMFマルアン・フェライニの後釜と見込まれている。
ラツィオが2015年夏にベルギーのヘンクからミリンコビッチ=サビッチを獲得した際には、移籍金は1600万ポンド(約24億3000万円)相当額だった。その後のイタリアでの活躍により、「欧州で最も引く手あまたのMFのひとり」になったと評されている。
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