川崎フロンターレの小林悠【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1リーグの最終節となる第34節の試合が2日に行われ、川崎フロンターレが大宮アルディージャに5-0の勝利を収めた。この結果、川崎Fは鹿島アントラーズを逆転してのJ1初優勝を決めた。
川崎Fに勝利をもたらしたのは、シーズンを通じてチームを牽引してきたエースストライカー・主将の小林悠だった。チームの5得点中3点を叩き出して勝利の立役者となった。
小林は1点リードで迎えた前半アディショナルタイム、家長昭博からのクロスにヘディングで合わせて2-0のゴールを記録。後半にも家長からのクロスに右足で合わせて自身2点目を加え、さらにPKも成功させてハットトリックを完成させた。
プロキャリア8年目の小林だが、ハットトリックの達成はキャリアで初めて。川崎Fにとって悲願のクラブ初タイトルをもたらす、あまりにも劇的な場面での初ハットトリックとなった。
だがそれだけではない。前節までに20得点を記録していた小林は、セレッソ大阪の杉本健勇を2点差で追っていたが、3点を加えて合計23点。杉本には得点がなかったため、単独で自身初の得点王のタイトルまで手に入れている。
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