伊東純也は柏レイソルでの活躍が認められて日本代表初選出【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は29日、EAFF E-1サッカー選手権 2017決勝大会に出場する日本代表のメンバーを発表した。
初招集となったのは5人。その中でも待望論が大きかった柏レイソルのFW伊東純也について、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「スピードがあって仕掛けられるタイプの面白い選手。違いを生むことができるタイプ」と評価した。今季はJ1で33試合に出場して6得点をマークしている。
世代別代表歴は全くなく、地元神奈川県の逗葉高校から当時関東大学リーグ2部だった神奈川大学へ進学。大学3年次に17得点でリーグ得点王に、4年次には10得点12アシストでアシスト王に、そして2年連続ベストイレブンに輝き、卒業後にヴァンフォーレ甲府入団を果たした。プロ2年目の昨年、柏に引き抜かれたが、それまではエリート街道から縁遠かったまさに叩き上げの選手である。
伊東は日本代表初選出にあたって柏の公式サイトで「ずっと目指してきた日本代表に選ばれて、本当に嬉しく思います。Jリーグでのプレーが認められ、自信になります」と喜びをコメントし、「今回は海外組がいない中ですが、自分にとっては大きなチャンスですし、選ばれたからには、自分の特徴であるスピードや突破力、ハードワークをしっかりアピールして、海外組を脅かすような存在になりたいです」と厳しいポジション争いへの意気込みを語った。
ハリルホジッチ監督が「規律を守るタイプでもあると思う。彼もまた代表でどうなるか見たい」と期待を寄せるスピードスターは、日本代表で持ち味を存分に発揮できるだろうか。
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