ダビド・ルイスは1月にレアル・マドリーへ移籍となるのか…【写真:Getty Images】
チェルシーが誇る鉄壁3バックの柱として昨季のプレミアリーグ制覇に貢献したDFダビド・ルイスの周囲が騒がしくなってきている。英紙『テレグラフ』が1月に同クラブを退団する可能性について報じた。
今季も序盤戦は不動のレギュラーとしてアントニオ・コンテ監督に重用されていたD・ルイスだが、風向きが変わり始めたのは先月31日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のローマ戦だった。
ホームで3-3の引き分けに終わり、アウェイでの再戦はまさかの0-3での完敗。この頃からD・ルイスとコンテ監督の間に溝が生じ始めたという。その証左か、直後の今月5日のプレミアリーグ第11節、マンチェスター・ユナイテッドとの大一番で背番号30のブラジル代表DFはベンチからも外された。
その後はベンチメンバーに戻ったものの、第12節のウェストブロムウィッチ戦、第13節のリバプール戦と続けて出場なしに終わっている。この2試合の間に行われたアウェイ・アゼルバイジャンに乗り込んでのCLカラバフ戦は先発出場したが、信頼を回復したとは言えない状況だ。
一時はチームから外れて1人でトレーニングを積んでいたことも伝えられているD・ルイスには、レアル・マドリーが興味を示しているという。ジネディーヌ・ジダン監督率いる欧州王者は、冬に心もとないセンターバックにテコ入れを検討しており、チェルシーで居場所を失いつつあるブラジル代表DFが適任と考えているとのこと。
コンテ監督は現地時間29日に予定されているプレミアリーグ第14節のスウォンジー戦に向けて「D・ルイスは膝に問題を抱えている。正直に言わねばならないが、こういうときに彼がどれくらい長い期間離脱するか答えるのは難しい」と語っている。
あくまでコンディション面の問題を強調したが、具体的な復帰時期を明言せず、しばらく起用しない方針を示したとも言える。代役を見つけられなければ1月にD・ルイスを放出することは大きなリスクを伴うが、リーグ連覇を狙うチェルシーとコンテ監督はどのような決断を下すだろうか。
【了】