バルセロナ時代のリオネル・メッシ(左)とシャビ・エルナンデス(右)【写真:Getty Images】
元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスはバルセロナ時代に共にプレーしていたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの最初のトレーニングを今でも鮮明に覚えているようだ。
現在カタール1部のアル・サッドでプレーをしているシャビはスペイン紙『アス』のインタビューで初めてメッシと練習した時の事を聞かれ「下部組織から昇格してきた凄い16歳のアルゼンチン人が来たと思った」と一瞬でメッシの才能を見破ったようだ。
シャビは驚愕したエピソードとして対人練習を挙げている。「1対1の練習でメッシはリリアン・テュラムとカルレス・プジョール対戦し彼らを簡単に交わしたよ、信じられなかったね。16歳になったばかりの選手が代表でも活躍する超一流のプロを置き去りにしたのだから」と語っている。
その日の練習後シャビは「彼に生まれ持った才能があることは明らかだった。足が速く、鋭いパスを出すと思えばゴールを決める…驚くべき選手だった」とメッシが将来特別な選手になることを確信したようだ。
現在30歳となったメッシはバルセロナ一筋603試合に出場しクラブ史上最多得点となる523得点を挙げている。またチャンピオンズリーグ4度、リーグ戦8度の優勝などバルセロナで計30個のタイトルを獲得するなどシャビの予想通り歴史に名を刻む選手に成長した。
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