イングランド・プレミアリーグ【写真:Getty Images】
イギリス「スポーティング・インテリジェンス」社が行った世界のスポーツクラブの選手給与に関する調査によれば、サッカー界で選手の平均年俸額が最も高いリーグは昨年に続いてイングランド・プレミアリーグであることが明らかになった。
「グローバル・スポーツ・サラリー・サーベイ(GSSS)」と名付けられたこの調査では、男子は7つのスポーツの17リーグを調査対象としている。サッカー界ではいわゆる欧州5大リーグのほか、スコティッシュ・プレミアリーグ、Jリーグ、MLS(メジャーリーグサッカー)、CSL(中国スーパーリーグ)が対象。ほかにNBAやMLB、日本のプロ野球なども含まれている。
リーグ別の平均年俸ではNBAが約715万ドル(約7億9600万円)で圧倒的1位。チーム別の平均年俸ランキングでは上位21チーム中実に18チームがNBA勢で占められており、オクラホマシティ・サンダーが平均約930万ドル(約10億3600万円)で1位となっている。
リーグ別の2位にはMLB、3位にはクリケットのIPL(インディアン・プレミアリーグ)が続く。全体の4位に位置するイングランド・プレミアリーグがサッカー界では平均年俸額1位であり、その額は約344万ドル(約3億8300万円)となっている。
5位のNHL、6位のNFLに続いて、全体の7位はスペインのリーガエスパニョーラで平均年俸約218万ドル(約2億4300万円)。イタリア・セリエAが約172万ドル(約1億9200万円)、ドイツ・ブンデスリーガが約163万ドル(約1億8100万円)、フランス・リーグアンが約123万ドル(約1億3700万円)で続いている。
CSLは平均約102万ドル(約1億1400万円)、日本のプロ野球は平均約85万ドル(約9500万円)、MLSは平均約33万ドル(約3700万円)。Jリーグ(J1)はそれらのリーグを下回る平均約22万ドル(約2400万円)で、調査対象の17リーグのうち15番目となっている。Jリーグを下回ったのはスコティッシュ・プレミアリーグと、カナディアンフットボールのCFLのみだ。
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