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サッカー界平均年俸、9.5億円でマンUを抜き世界1位に浮上したクラブは…

text by 編集部 photo by Getty Images

バルセロナ
平均年俸サッカー界1位となったバルセロナ【写真:Getty Images】

 世界のスポーツチームを対象とした選手の給料の統計調査によれば、現在のサッカー界で選手の平均年俸額が最も高いサッカークラブはバルセロナだという。イギリス「スポーティング・インテリジェンス」社が26日付で調査結果を公開した。

「グローバル・スポーツ・サラリー・サーベイ(GSSS)」と名付けられたこの調査の2017年版では、男子は7つのスポーツ、17リーグにおける計348チームが調査対象。日本のJリーグやプロ野球も調査対象に含まれている。その調査結果によればバルサの選手の平均年俸は約858万ドル(約9億5500万円)でサッカー界の1位、全体の4位となっている。

 サッカー界の2位(全体5位)はパリ・サンジェルマン(PSG)の約841万ドル(約9億3600万円)。レアル・マドリーが約809万ドル(約9億100万円)で3位(全体9位)に続いている。

 バルサ、PSG、マドリーの3つのサッカークラブを除けば、全体の上位21チーム中18チームをNBAのチームが独占している。サッカー界からは全体の23位にマンチェスター・ユナイテッド、24位にマンチェスター・シティ、27位にバイエルン・ミュンヘン、32位にユベントス、39位にチェルシー、48位にアーセナルが続いた。

 昨年の調査からの順位変動としては、大型補強を実行したPSGがサッカー界6位から2位(全体35位から5位)と大きく順位を上げたのが目立つ。ユナイテッドは昨年のサッカー界1位から4位(全体4位から23位)へと大きく後退した。為替レートの変動の影響もあり、イングランド勢は軒並み順位を下げている。

 Jリーグのクラブでは、アジア王者となった浦和レッズが平均年俸約37万6000ドル(約4190万円)で全体の264位に位置しているのが最高順位。267位にヴィッセル神戸、269位にセレッソ大阪、270位にFC東京、272位に鹿島アントラーズと続いている。Jリーグ勢上位の平均年俸額はイタリア・セリエAで最も低いクロトーネ(全体263位)や、MLS(メジャーリーグサッカー)の多くのクラブなどと同程度となっている。

【了】

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