カルロス・テベスは中国に馴染めず1年でアルゼンチン帰国へ【写真:Getty Images】
中国1部の上海申花に所属する元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスは、古巣ボカ・ジュニオルスに2度目の復帰となるかもしれない。仏紙『レキップ』などが報じた。
昨年12月に上海申花への移籍が発表され、当時年俸が4100万ユーロ(54億円)で世界最高額とも言われていたテベス。大きな期待を背負っていたが、負傷などにも悩まされて16試合出場4得点と新天地での挑戦は完全な失敗に終わっている。
公式戦を負傷で欠場しながらディズニーランドで遊んでいる姿が捉えられて批判を浴びたり、シーズン中にアルゼンチンへ一時帰国したり、中国サッカーを批判するようなコメントを残したり、今季のテベスはプレー面以外で注目を集めることが多かった。
中国での生活に馴染めずアルゼンチンへの帰国を望んでいたとされるテベスには、古巣ボカが救いの手を差し伸べるようだ。上海申花に移籍金の未払いなどが報じられることもあったが、ボカは元エースの再獲得のために移籍金500万ユーロ(約6億6000万円)を用意し、2年契約を提示すると見られている。
33歳になったかつてのエースに、ボカは最大限のリスペクトを示している。テベスはこれに応え、慣れ親しんだ母国アルゼンチンへの帰国を選ぶことになりそうだ。
【了】