リオネル・メッシがメスト・エジルのバルサ加入を拒否したとの報道が…【写真:Getty Images】
今季末で契約満了を迎えるアーセナルから移籍が噂されるメスト・エジルだが、去就は未だ不透明なままとなっている。移籍金が発生する最後のタイミングである来年1月に新天地を求める可能性もある。
移籍先の候補に挙がっているのが、バルセロナだ。かつてレアル・マドリーに在籍したエジルにとって、“禁断の移籍”にもなりかねない。だが、英紙『デイリー・メール』など複数メディアの報道を総合すると、同選手は契約切れ間近ということもあってバーゲン価格で獲得できるという。
その価格はなんと2000〜3000万ユーロ(約26〜39億円)とのこと。29歳になったドイツ代表アタッカーは、夏にフィリッペ・コウチーニョ獲得を逃したバルセロナにとって次点の新戦力候補であり、リスクの少ない投資として考えられている。
しかし、エジルの獲得に拒否反応を示す者がいると、スペイン『ディアリオ・ゴル』は伝えている。それはバルセロナの絶対的支柱リオネル・メッシ、その人である。
世界に並ぶ者のいないスーパースターは、エルネスト・バルベルデ監督にエジル加入を望まない意思を伝えたとされている。理由はエジルがすでに将来性を見込めない年齢であること、プレーに継続性がないこと、怪我のリスクを抱えていることだという。
古巣マドリー方面からもエジルについての情報を得ているメッシは、あくまで来夏まで待って再びコウチーニョ獲得を目指すべきとの考えのようだ。そして、ネイマールの穴埋めになるであろう新戦力は、ワールドクラスのクオリティを有する、あるいは将来そうなれるポテンシャルを秘めていることが条件になる。
バルセロナのチーム内で最も影響力のある選手に「ノー」を突きつけられてしまったエジルだが、冬の移籍交渉が進展することはあるのだろうか。
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