オーストラリアのカップ戦決勝で混乱【写真:Getty Images】
21日に行われたオーストラリア、FFAカップ決勝のシドニーFC対アデレード・ユナイテッド戦で、選手の一人がボールボーイに“タックル”を仕掛けたことが引き金となり、大乱闘騒ぎに発展した。豪州『シドニー・モーニング・ヘラルド』などが伝えている。
シドニーFCの本拠地アリアンツ・スタジアムで開催された試合は、90分間を1-1で終了。延長後半に入ってシドニーFCが2-1の勝ち越しゴールを奪った。
延長後半残り5分となったところで、ボールがタッチラインを割りアデレードのスローインに。だがすぐにボールを渡そうとしなかったボールボーイの少年に対してアデレードのDFマイケル・マローンが掴みかかり、その勢いで少年を押し倒す形となってしまった。
シドニーの選手がボールボーイを守ろうと割って入り、そこに他の選手たちやスタッフらも集まって大混乱。結局マローンに対しては一発レッドカードが提示された。試合はそのまま2-1で終了し、シドニーFCが優勝を飾っている。
試合後の表彰式では倒されたボールボーイが表彰台に招待され、選手たちとともにトロフィーを掲げた。また、選手に贈られる優勝メダルもプレゼントされたとのことだ。
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