セビージャのエドゥアルド・ベリッソ監督【写真:Getty Images】
スペイン1部のセビージャは22日、トップチームのエドゥアルド・ベリッソ監督が前立腺ガンと診断されたことをクラブ公式サイトで発表した。
「治療に関してどのような道を進むかに関しては今後の検査を通して決定される」とクラブは述べており、現場を離れて治療に専念するのか、チームの指揮を続けながら治療を行うのかについては現時点で明確にされていない。
クラブからの発表に先立ち、ベリッソ監督がガンを患っていることは前日夜から複数メディアで報じられていた。セビージャがチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第5節でリバプールと対戦した後のことだ。
ホームで前半のうちに3点を奪われてしまう展開となったセビージャだが、後半には劇的に息を吹き返し、最後はアディショナルタイムに追いついて3-3のドローで終えた。そのきっかけは、ベリッソ監督がハーフタイムにガンを告白して選手たちを勇気づけたことだったという。
アルゼンチン出身のベリッソ監督は、昨季まで3年間セルタを率い、今季からセビージャ監督に就任。リーガエスパニョーラでは5位につけ、CLでもグループステージ1試合を残して決勝トーナメント進出圏内の2位に位置するなど一定の結果を残している。
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