北海道コンサドーレ札幌のチャナティップ・ソングラシン【写真:Getty Images for DAZN】
J1の北海道コンサドーレ札幌に所属するタイ代表MFチャナティップ・ソングラシンに対し、プレミアリーグのレスター・シティが獲得への関心を示しているとの報道もある。だが『フォックス・スポーツ』アジア版エディターのガブリエル・タン氏は、欧州移籍はチャナティップにとって「早すぎる」と論じている。
“タイのメッシ”とも呼ばれる24歳のチャナティップは、今季加入した札幌でチームのJ1残留に貢献。その活躍に、レスター会長であるタイ人実業家のヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏が目をつけた様子だと報じられている。
だが『フォックス・スポーツ』は、「チャナティップはレスターへ移籍するべきではない」と断言。「今のところは、日本で持っているものを欧州のどのクラブへの移籍とも引き換えにするべきではない」と主張した。
チャナティップにはまだ向上の余地があり、「J1は彼の成長のために完璧な場所」だというのがその理由。Jリーグ出身の日本人選手である岡崎慎司、吉田麻也、香川真司らは欧州で一定の成功を収めたと言えるが、欧州移籍前に日本で数年間プレーしていた。4ヶ月前に札幌に加入したばかりのチャナティップが「Jリーグで学ぶべきことを全て学んだというのはあり得ない」と述べられている。
タイのムアントン・ユナイテッドから1年半の期限付き移籍で札幌に加入しているチャナティップは、あと1年の契約を残している。来季も引き続き日本でプレーすることになるのだろうか。
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