浦和レッズのFWラファエル・シルバが人種差別の被害に【写真:Getty Images】
浦和レッズに所属するブラジル人FWラファエル・シルバのインスタグラムに、人種差別的な意味を持つコメントが相次いで投稿されている。
現在は新たなコメントを書き込めなくなっているが、R・シルバが日本時間20日12時頃投稿した写真をはじめ、最近の投稿に多くの「サルの絵文字」や「中指を立てる絵文字」「バナナ」「黒い足跡」など、差別的と受け取れるコメントがついた。
それらを書き込んだアカウントを確認すると、プロフィール欄にサウジアラビア国旗が記載されていたり、アイコン画像にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝の対戦相手アル・ヒラルのエンブレムを使用しているものが多数見られた。
これらの無数のコメントにR・シルバは、公開後24時間で消滅するインスタグラムの「ストーリー機能」を用いて自ら反論した。
「君たちは僕のことを呼びたいように呼ぶことができる。僕は黒人という尊厳があり、自分の肌の色に完全なる誇りを持っている。僕を傷つけることはできないだろうし、このような低レベルな内容で僕を止めることはできない」
R・シルバの投稿には「低レベルな内容で…」との文章の下に、「サル」や「バナナ」などの絵文字が添えられていた。
サウジアラビアの地でアル・ヒラルに挑んだ浦和レッズは、ACL決勝の第1戦を1-1で終え、アウェイゴールをホームに持ち帰って有利な状況で25日に第2戦を迎える。
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