ジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】
イタリア代表からの引退を表明したユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォンは、国民のヒーローだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は一面で偉大な守護神を後押しした。
ロシア・ワールドカップ(W杯)出場を逃したイタリア。39歳のブッフォンは、選手として史上初の6大会連続出場を逃す形となり、代表から身をひくことを決断した。
スウェーデン戦後のブッフォンの“男泣き”は、多くの人の心に響くものがあった。『ガゼッタ』紙は「ジジ(ブッフォンの愛称)、まだ終わっていないぞ!」と一面に記し、次のページでは見開きで特集を組んでいる。
同紙は「代表の失望のあとでブッフォンは2つのレコードを目指す。セリエA最多出場記録と9度目のスクデット(セリエA優勝)だ」と記して、ベテランGKが目指すべき記録を確認した。
ブッフォンは現在までにセリエAで627試合に出場している。これは歴代2位で、トップは元ミランのパオロ・マルディーニ氏の647試合。あと21試合に出場すればマルディーニ氏を超えることになる。
ユベントスGKは、これまでに8回スクデットを獲得した。これは歴代トップタイで、9回となれば単独でトップだ。
また、ブッフォンにはチャンピオンズリーグ制覇という目標も残されている。
イタリア代表でのキャリアは望んだ形で終われなかったブッフォン。引退後はクラブのフロントに入ることが濃厚と言われているが、その前にやるべきことは残されている。
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